ガラスの代わりにポリカーボネートやアクリル板は使える?窓ガラスの代わりになる素材は?

窓ガラスは、建物の外観や室内環境を左右する重要な要素です。しかし、強度や耐久性、透明度などの性能を向上させたい場合や、軽量化やコストダウンを図りたい場合など、窓ガラス以外の素材を使用するケースもあります。
たとえば、ポリカーボネートやアクリル板などが、ガラスの代替品として使用されているケースもあるようです。
今回は、ポリカーボネートやアクリル板が窓ガラスの代替素材となるのか、強度・透明度・軽量性の比較と注意点を解説します。

窓ガラスの特徴を解説

窓ガラスは、建物や住宅において不可欠な要素であり、さまざまな特徴を持っています。
こちらでは、「窓ガラスのガラスの特性」「窓ガラスに使用されるガラスの利用分野」「窓ガラスの強度と耐久性」の項目に分けて、窓ガラスの特徴について詳しく解説します。

窓ガラスのガラスの特性

窓ガラスは、ガラスを板状に加工したものです。主に石英砂、ソーダ灰、石灰石を原料として作られます。
窓ガラスは通常、透明であり、外部からの光を室内に取り込むことが可能。また、絶縁性があり、室内の温度を一定に保つ役割も果たします。

窓ガラスの特性をまとめると、以下のようになります。

  • 透明性:光を通す性質
  • 耐久性:衝撃や割れに強い性質
  • 断熱性:熱を通しにくい性質
  • 遮音性:音を通しにくい性質

窓ガラスに使用されるガラスの利用分野

窓ガラスは、住宅やビルなどの建物に欠かせない部材です。
また窓ガラスに使用されるガラスは、さまざまな種類があり、利用分野に応じて異なる特性が求められます。例えば、断熱ガラスはエネルギー効率の向上に役立ち、安全ガラスは衝撃に耐える強度を持っています。

主な利用分野は、以下のとおりとなっています。

  • 住宅の窓
  • ビルの窓
  • 自動車の窓
  • 家電製品の窓

窓ガラスの強度と耐久性

窓ガラスの強度と耐久性は、ガラスの種類や厚さによって異なります。一般的な板ガラスは、衝撃によって割れやすいでしょう。ですが、たとえば強化ガラスなど、特殊なガラスタイプは高い耐久性と強度を持っているものです。
近年では、強化ガラスや防犯ガラスが普及しています。強化ガラスは、割れても破片が飛び散りにくいため、安全性が高いです。防犯ガラスは、割れても侵入されにくいため、セキュリティ性が高いです。

具体的には、以下のような種類と耐久性が挙げられます。

  • 板ガラス :最も一般的なガラス
  • 強化ガラス:通常のガラスに比べて強度が高い
  • 防犯ガラス:割れても侵入されにくい
  • 耐熱ガラス:高温に耐える
  • 断熱ガラス:熱の伝導を抑える

ポリカーボネートとアクリル板について

ポリカーボネートとアクリル板は、ガラスの代替素材として使用されることが多い素材です。
この項目では、ポリカーボネートとアクリル板それぞれの特徴について詳しく解説します。

ポリカーボネート(PC)とは

ポリカーボネートは、熱可塑性樹脂の一種です。ガラスよりも軽量で、強度と耐久性に優れています。また、紫外線を通しにくいため、日射による劣化を防ぐことができます。

アクリル板(プレキシガラス)とは

アクリル板は、透明度が高いプラスチックの一種です。ガラスよりも軽量で、割れにくく、耐候性にも優れています。また、加工しやすいため、さまざまな形状にすることができます。

窓ガラスと代替素材の比較

前項目で、ポリカーボネートとアクリル板がガラスの代替素材として使用されることが多いことと、それぞれの特徴についてお伝えしました。
では、この二つの素材は、本当に窓ガラスの代替素材としての特性を備えているのでしょうか。
窓ガラスと代替素材としての、ポリカーボネートとアクリル板の比較をする場合、以下3つの観点からの比較が最もわかりやすいでしょう。

  • 強度と耐久性
  • 透明度と視認性
  • 軽量性と取り扱いの容易さ

この3つの比較を表にすると、以下のようになります。

比較項目 窓ガラス ポリカーボネート アクリル板
強度と耐久性 高い 高い 低い
透明度と視認性 高い 高い 高い
軽量性と取り扱いの容易さ 低い 高い 高い

 

ここから、それぞれの比較項目について詳しく解説します。

強度と耐久性

ポリカーボネートやアクリル板は、ガラスよりも強度と耐久性に優れています。
特に、アクリル板はガラスよりも耐久性に優れており、ガラスの約10倍の強度があります。

透明度と視認性

窓ガラスは高い透明度を持ち、クリアな視認性を提供します。
ポリカーボネートは、ガラスと同等の透明度があります。アクリル板も、ガラスに近い透明度を実現することができます。
ただ、アクリル板も透明性が高いが、時間が経つと劣化することがあるため、長期的な透明性について注意が必要です。

軽量性と取り扱いの容易さ

ポリカーボネートとアクリル板は、ガラスに比べて軽量です。そのため、取り扱いが容易で、設置が簡単。特に、大きなパネルや窓に適しています。
また、上記の理由から、施工コストを抑えることも可能というメリットもあります。

ガラス以外の素材を窓ガラスとして使用する際の注意点

ポリカーボネートとアクリル板が、窓ガラスの代替として使用できる素材であることはお伝えしました。
ただ、ガラス以外の素材を窓ガラスとして使用する際には、以下の注意点に留意することが重要です。

  • 用途と条件について
  • 取り付けとメンテナンスについて

この二つの項目において、どのような注意が必要なのかをお伝えします。
窓ガラスの代わりに、ポリカーボネートとアクリル板といった素材の使用を検討されている方は、お伝えする注意点を参考にしてください。

用途と条件について

ガラス以外の素材は、窓ガラスとしての用途や条件によって適切なものが変わってきます。
ご紹介したポリカーボネートとアクリル板といったガラス以外の素材は、窓ガラスに求められる性能や用途に適しているか確認が必要。
たとえば、防犯や遮音を目的とする場合は、強度や耐衝撃性に優れた素材が適しています。

取り付けとメンテナンスについて

ガラス以外の素材は、ガラスに比べて取り付けやメンテナンスが難しい場合があります。
たとえば、ポリカーボネートは、熱膨張率が高いため、温度変化による歪みや割れに注意が必要です。
ガラス以外の素材を窓ガラスの代わりに使用する際は、施工会社やガラス専門業者に確認をおこない、定期的にメンテナンスを実施するようにしましょう。

まとめ

窓ガラスは、住宅やビルなどの建物に欠かせない部材です。近年では、強度や耐久性、透明度などの性能を向上させたい場合や、軽量化やコストダウンを図りたい場合など、ポリカーボネートやアクリル板などといった、窓ガラス以外の代替素材を使用するケースも増えています。
ポリカーボネートやアクリル板は、ガラスと同等の透明度や耐久性を持ち、軽量で加工性に優れているため、窓ガラスの代替素材として使用されています。
ただ、ガラス以外の素材を窓ガラスとして使用する際は、用途と条件を十分に考慮し、取り付けやメンテナンス方法についても確認が必要です。
ガラスの取り付けや交換、メンテナンスについては、ガラスを取り扱う専門業者への依頼を検討してみるのがよいでしょう。
「ガラス修理センター」は、窓ガラスの専門業者です。窓ガラスの修理や交換など、ガラスを取り扱うプロフェッショナルなので、ガラスに関するお困りごとはまず相談してみることをおすすめします。

「ガラス修理センター」https://glass-repair.net/

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